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2015年10月01日 | 19:09 |

ビニールクロスを考える。10.01

内装の素材

ビニールクロスを考える。

生活空間内でビニールクロスは極力使いたくないのです。

壁紙には塩化ビニール壁紙・織物壁紙・紙壁紙・化学繊維壁紙

等があります。そのうちの約90%は塩化ビニール壁紙です。

 

これだけ普及するには理由があります。

まずローコスト、施工性がよく、色柄の選択肢が多く、見た目も華やかできれいです

塩化ビニール壁紙を建築材料の資料で改めて調べてみました。

難燃加工された台紙の上に塩化ビニールゾルを塗布し、熱で発砲させ、色柄を付けるとあります。

塩化ビニールゾルの基、ビニールモノマーというそうですが、発がん性が指摘されています。

塩化ビニールは自然界には存在しない物質となり、廃棄しても分解されず、焼却処分では

強い毒性のダイオキシン等の塩素ガスが発生するようです。

 

また、塩化ビニール以外にも多くの添加物が使用されています。

柔らかくするための可塑剤

カビ防止の防カビ剤

燃えにくくするための難燃剤

製造過程での発泡剤

私のスタンスは塩化ビニール壁紙を否定するものでは無く、通気性に配慮した倉庫や、インナーガレージのような暮らしと少し離れた場所での使用は許容できるというものです。

全ての素材にこだわれればそれはベストですがそうもいかない場合もあります。

ただ暮らしに近い部分ではできるだけ排除したいということです。

最近では利便性や見栄えを求めるのでしょうか機能性壁紙というものが、多く発売されています。

たとえば「落書きしても消せる」

たとえば「いい香りがする芳香性」

たとえば「光を溜め光る蓄光性」

たとえば「傷がつきにくい高耐久性」

その他にも調湿壁紙やマイナスイオン壁紙などなど一般に興味を引きそうな言葉が並びますが本当にその機能が必要なのでしょうか。

それより安心できる素材を選びませんか。

多くは小さな会社かもしれませんが、安全な物をつくるというコンセプトの元で和紙を改良したり、月桃で壁紙をつくったりしている会社があります。

つくる人の思いが伝わるものは探せば意外にある物なのです。

ただ情報の発信力が弱く、こちらのアンテナが高くないと捕まえられないということはあります。

また壁や天井に使える仕上げ素材は紙だけでなく他にもあります。

良い素材を見つけるためにアンテナは高く持ちたいですね。

 

アーキクラフトのいろいろコラム 住まいづくりの参考にしてください。