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コラム

2016年02月23日 | 20:46 | コラム

床板を考える。

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サワラの床板が入りました。
180mm×30mmの節無です。
ある意味とても贅沢な材料ですが、今回は必要に迫られての選択なのです。

健康的な住まいということで自然素材がもてはやされますが、人によってはアレルギーの基にもなります。
シックハウスやアレルギーを避けるためには合板や化学物質から作られたジャンク素材を使わないことが一番です。
ということは必然的に自然素材系の材料を使うことになりますが、必ずしもそれが人によ言っては相応しくない場合があります。

建築を生業としている方でもわりとしられていないことですが、天然の木材からも「天然の化学物質」と言われる揮発生物質が出ています。
無垢材特に桧やヒバなどはすがすがしい香りで気持ちも安らぎ、部屋にいながら森林浴をしているようで安息効果もあると言われています。でもそれは健康な人の話し、とても残念なことですが化学物質に過敏な方には体に合わないことが多いのです。
特に香りの強いヒバや桧は揮発濃度も高く使い方を間違えるとさらに健康を害することにもなります。

気密性が高い現代のつくりでは尚更注意が必要です。
樟脳の香りって判りますか?
昔タンスの中に入れたあれです、くすの木が持つ防虫成分の香りで、とても強い揮発成分があります。
虫が嫌がるものですから同じ生き物の人に影響がないとは言えません、桧やヒバの良い香りも人によっては害になるということです。

今回サワラを選んだのは木材の中でも香りがとても少なく、揮発性成分もとても少ない素材だからです。
健康な人がそこまで気を付ける必要もないし、私もふだんはそこまで気を付けて素材を選ぶことはありませんが住宅の気密性が高まり、原因の良くわからないアレルギーが増える現状では一歩進んで木材の使い方も考えていくべきなのかもしれません。

アーキクラフト